転職成功者インタビュー

株式会社沖縄債権回収サービス
真境名崇さん(仮名・社内SE) 45歳

ICTで業務・人・組織が変わる姿を見たい!大手ITベンダーから金融業の社内SEへ。

「ICTのチカラで業務が変わり、人が変わり、組織が変わる姿を見たい」-そんな思いを胸に、20年以上勤めた大手ITベンダーを退職し、金融業界に転職した真境名さん。

長年にわたりシステムエンジニアとして数多くの開発案件を担当したが、「自分が作ったシステムの効果を実感したい」との願いと、地元・沖縄に暮らす親の年齢を考えて転勤や長期出張を繰り返す働き方を変えたいという思いから、2022年3月に前職を退職した。

数ヶ月のリフレッシュ期間を経て、7月に転職活動をスタート。長期的に企業の発展・成長を支える社内SEとして再就職を果たした。そんな真境名さんに、これまでの歩みと転職活動を振り返ってもらった。

※本記事の内容は、2023年6月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
1回
活動期間
エントリーから内定まで60日間

転職前

業種
総合ITベンダー
職種
システムエンジニア
業務内容
システム開発

転職後

業種
金融業
職種
社内SE
業務内容
システム運用保守/デジタル戦略推進

大手企業の安定よりも、やりがいと働き方を重視。これまでの経験を活かし新たな道へ挑戦。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

株式会社沖縄債権回収サービス(おきなわサービサー)は、法務大臣許可のサービサーとして、金融機関を中心とした債権の管理・回収や企業の経営改善コンサルティング、事業承継に伴うM&A仲介支援などを行なっています。

私は社内SEとして、システム運用保守・デジタル戦略推進を担当しています。2022年11月の入社以降はM&A仲介支援を推進・発展させるためのシステム開発を担い、2023年4月に無事運用を開始しました。

入社前のご経歴を教えてください。

ITベンダーで20年以上にわたり、システムエンジニアとして要件定義、設計、開発、保守などシステム開発全般を担当しました。首都圏を中心に様々な業種のお客様と仕事をさせていただき、幅広い視点で業務を担ってきました。

転職のきっかけは?

数年前から、転勤や長期出張が多い働き方に悩み、同時に「いずれは自社のためのシステム開発に携わり、作成したシステムの効果を実感したい」と考えるようになっていきました。自分が作ったシステムで自社業務が効率化され、それによって業務や人や組織が変わる姿を長期的に見たいと思うようになったのです。

そのためにはプロジェクトごとにお客様、勤務地、チームが変わるITベンダーではなく、長期的視点で関われる社内SEの方が自分のやりたいことに近づけると考えました。

大企業からの転職に不安はありませんでしたか?

前職は転勤や長期出張が多く、14年ほど県外勤務していました。近年はリモート勤務も増えましたが、自身の年齢や親のことを考えると、今後また転勤や長期出張になるのは体力的にも精神的にも厳しいと感じました。

IT系で転職する限り、需要は必ずあると思っていたので、転職には特に不安はありませんでした。前職で激務だった時期の印象が強く残っている母からは、「もっと早く辞めた方がいいと思っていた」と喜ばれたぐらいです(苦笑)。

そんな経緯もあり、今後は自分のやりがいと勤務地が沖縄であること、転勤がないことを優先事項としました。

転職活動はどのように進めましたか?

前職を3月に退職し、その後数ヶ月間は家の用事以外ほとんど何もせず、心身のリフレッシュ期間に充てました。そこから、6月末に転職サイトに登録、7月から本格的に活動を始めました。

最終的には転職支援会社の担当者40名以上、企業からも直接20社以上ご連絡いただき、正直驚きました。その中のお一人が、リージョナルキャリア沖縄(運営:株式会社レキサン)の担当コンサルタントでした。

転職後に驚くほどモチベーションが向上。「思い」を反映できる仕事に手応えを実感。

今の会社に決めたポイントは?

カジュアル面談で話をした役員がITに強く、デジタル戦略への熱い思いを語っていて、「この会社いいな」と思いました。

ITは業務効率化で業績に貢献しますが、直接お金を生み出すわけではありません。前職のITベンダーで、お客様がシステム開発の予算化に苦労するケースを数多く見てきたので、IT投資に積極的な姿勢が心強いと感じました。

また、2回目のカジュアル面談で複数の管理職と会った際は、人間関係や雰囲気の良さも感じました。

ただ、実はもう1社別の企業と悩んでいました。自社サービスを展開するIT企業で、自宅から近い上に条件的にも非常に高い評価をいただきました。でも最後は、「ICTのチカラで業務や人や組織が変わる姿を見たい」という自分のやりたいことを優先し、社内SEの道を選択しました。

転職活動を振り返って感じることは?

数多くのコンサルタントにお世話になりましたが、リージョナルキャリア沖縄の担当コンサルタントが、一番私の要望に寄り添ってくれました。

各コンサルタントには、転職先の優先順位として第一に「企業の社内SE」、次に「自社サービスを展開するIT企業のSE」、そして「フルリモートを含む、ITベンダーのSE」と伝えました。

ただ、第一希望の求人は少ないわけです。転職支援会社によっては、希望順位の低い方に誘導しようとするケースもあり、違和感を覚えることがありました。

そんななか、私の希望を聞いて「分かりました。探します」と言ってくれ、後日企業リストを提示してくれたのがリージョナルキャリア沖縄の担当コンサルタントで、「信用できる方だな」と感じました。

やり取りを続けていく内に信頼関係も深まり、もちろん自分が納得した上でのことですが、「この人が紹介してくれる案件で決めたい」と思うようになりました。

転職して良かったと思うことは?

自分でも驚くほどモチベーションが上がりました。入社後すぐに手掛けたシステムでは、導入する現場部署の意見を聞き、自身の経験を踏まえた改善策も提案して盛り込めました。自分の思いをシステムに反映できることに手応えを感じています。

システムは本来、システムを使う現場部署が主体的に運用できることが理想的だと考えています。今回は現場部署の若手社員がITに関心を示してくれたので、約5カ月の構築期間で私はM&A業務を習ってシステムに反映し、若手社員にはシステムの仕組みや使い方を詳細に伝えることができました。

その結果、完成と同時に現場部署でその社員が中心となって運用できており、今では簡単なトラブルシューティングまで担えるようになりました。大変嬉しく感じています。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

私は打診されたカジュアル面談はほとんど受けるようにしていました。実際にWebミーティングしてみると、会社の雰囲気を含めて見えてくるものがあります。

人によって判断軸は様々だと思いますが、いろいろ紹介してもらった上で、自身の価値観や条件に合うかどうか見極めれば良いと思います。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
玉城 良樹

真境名さんは大学卒業後から20余年、大手ITベンダーで勤務されてきました。初めてお会いした際には、深い経験と幅広い知識、顧客折衝で培われたコミュニケーション力が印象的でした。また、転職活動の軸は明確で、スムーズにやり取りさせていただきました。

何度も対面で面談させていただきましたが、労を厭わない誠実な姿勢で、私も一生懸命にサポートしたいという気持ちになりました。転職活動が佳境に入った時期にも自身の気持ち、アクションの意図、課題、気になる点などを詳細に共有してくださったことが印象に残っています。

転職を人生の大事と深く認識され、軸をぶらさずにあらゆる可能性を検討される姿に、自らの未来を切り拓く意思を感じました。そして、真摯な姿勢で仕事に臨む真境名さんと、飛躍に向けてチャレンジを続ける沖縄債権回収サービス社とのマッチングは、沖縄の発展に寄与するものだと嬉しく感じております。

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